2014年3月9日(日)
3週間前悔しい思いをしました
そうです、あの日敗退したのはココ、長野県南木曽町からの夏焼山だったのです
無雪期は大平(おおだいら)峠まで車で行けるので峠に車を置いてサクッと登れてしまうのですが
冬季は県道が閉鎖される為 行く人はあまり居ない様ですね
もちろんひたすら県道を歩いていけば大平峠に着くのでその気になれば行けますが
それはちょっと精神的に疲れそう
他に良い手立てはないかと検索してみると
ひとり山歩き倶楽部さんが昨年行かれてます
そして 色々検討して頂いた結果、それとは一部違うルートで行く事になったのでした
《山頂より 南木曽岳、御嶽山、乗鞍岳》
nacchakeルート図、ARI さんに作ってもらいました
6:20 国道256号の広い路肩(チェーン着脱場)に車を停めスタート
国道を300mほど北へ5分行ったところを鋭角に入り、民家の間を通って真直ぐ進んだ突き当りに
神社があり、階段を上がって祠の右へと進んで行きます
するとその先は 何となく薄い作業道がある様なない様な感じですが、
笹は薄いので歩くのには さほど苦になりません
そして、あっさりスタートから20分で一回目の県道出合
前回はここまで1時間位かかった気がします
このガードレールはすっぽり埋まっていて、降雪翌日だったのでまだ県道の除雪はされておらず
30cmくらい(もっとかも)積もっていたのでわずかな林道歩きも容易ではありませんでした
県道を50mくらい右へ進み、ガードレールとコンクリート壁の間を右へ入ります
ここも作業道の様でピンクリボンが多数ついていました
10mくらい入った裏側から右上に見えている尾根に上がって行きます
入口は何となく道っぽいものは有りましたが
こんな感じで少々笹がうるさくなってきました
雪もあり笹が寝ていたりするので もう道はあってもなくても同じです
そして一回目の県道出合から30分で二回目
今度はこれを50mくらい左へ行った所から右上の尾根へと上がる道があり
尾根の先端にあるアンテナへ出られました
さて、その先がこのルート最大の難関部分
先日
下見の時は笹の上に大量の雪が乗っかりブカブカ大変でした
今回はだいぶ雪が減ったので それはそれで笹漕ぎがっ・・・
これは最初の平坦な所なので大したことはありませんが
その後 急登になるとご覧の通り、下には雪がなく全くの笹漕ぎ
これは自分の目の前です
登り斜面になると笹の丈は自分の背を超え、ビシビシ顔がやられるので
寒くも無いのにネックゲーターを目の下までかぶせ
女の命を守ります
何とか難関を乗り越え 笹の薄いところに出て一安心
しかし前回はココからが膝上激ラッセルで ちーっとも進まないところでした
その端っこの方を見てみると 3週間前の我々のトレースがわずかに残っていました
その時は深い溝を掘ったのですがもうこんなにペッタンコ
残っていた事にちょっと驚き&嬉し、その後人が入った様子はないですね
そしてそして、前回撤退した1167P に着きました!
4時間かかったところが今日は1時間35分(^^)v これくらいが普通でしょ
前回はヘロヘロでしたが今回はゼンゼン余裕、良かった~♪
雪の量・質によってこうも違うものかと実感したのでした
ちなみに前回は最初からずっとスノーシュー装着してましたが、今回はずっとつぼ足です
15分ほど おやつ休憩したら未知の世界へ進みます、ワクワク♪
ひとり山歩き倶楽部さんはここまでは違うルートで登っておられますが
1167P から先は道があると言われていたので進んでみると 確かに広くてめちゃ歩きやすい道です
やがて前方に木曽見茶屋が見えてきて
1167P から15分で茶屋前の県道に出ました
冬季閉鎖中の木曽見茶屋と 奥に見えているのが南木曽岳
そこから県道を左へ100mほど進んで左の
夏焼山パノラマコースへと登山道を入って行きます
ココからは度々コレがあり、その度に鳴らして行きます
70mほど進んだ突き当りが展望台になっていて 南木曽岳が正面に見えました
登山道はほんの少し戻り、木の階段の上の薄い凍った雪に気をつけながら登って行くと
広く気持ち良い尾根になりました、雪は締まっていて歩きやすいです
そして だんだん開けてきて
左手には 南木曽岳、御嶽山、乗鞍岳
ノリタケツインズは今日も仲良し♪
この辺りから雪はフカフカになってきました
振り向けば 恵那山
恵那山とその手前が富士見台
何と、山頂直下の急登では膝ラッセル!
あと少しだからと背負ってるスノーシューは履かずにガンバリます
思ったより距離があり、結構苦戦したので履けばよかったかなと少々後悔
9:50 そしてそしてそして!スタートから3時間30分で夏焼山山頂到着~♪
前回4時間かかっても5分の2しか進めなかったのがウソのよう
この下にあるベンチはすっぽり埋まってます
山頂はあまり広くはないですが他に人来なければ、、十分ですよん♪
南には 恵那山、大川入山、蛇峠山
北には 南木曽岳、御嶽山、乗鞍岳
その右には 摺古木山、安平路山
南側お向かいの兀岳を見ながら鍋ランチ
微風の穏やかな山頂、思ったより早く着いたのでその分 まーったり出来ました
人の来ない晴れた雪山は最高♪ 来れて良かった~
名残惜しいですが そろそろ下山しましょう
山頂の北東部分は県民の森になっていて遊歩道があり 夏はキャンプ場です
昭和45年までは大平スキー場だったそうですよ、
追憶のゲレンデさんにより知りました
飯田市のHPに当時の写真が掲載されています
右に兀岳を見ながら東へ向かい
少し進んだところで左を見ると綺麗な斜面、ココがゲレンデだったんかなぁ?
遊歩道 馬の背コースは広くて気持ちイイ
山頂からスノーシュー履いて歩いてます
兀岳の左奥に南アが見えました!
山頂から8分、右の大平峠へと下って行きます
最初は急斜面、緩んだ雪がズルッと滑りアセアセ
ヒップソリやシリセード得意な人なら楽しそう
途中で南ア、一番左が仙丈ヶ岳で真ん中が白峰三山
山頂から30分で県道に出ました
たぶん遊歩道は違う方へ行ってたと思いますが下にトンネルの出口が見えたので
わずか数メートルの崖?をシリセードで降りました
これがその峠のトンネルです
んん? そーいえば、県道の除雪してない!
トンネルを少し西へ行った右側が駐車場です
何年か前の無雪期ココに車を停め、兀岳と夏焼山をそれぞれピストンしました
この先(写真奥)見ても除雪はされていません、何処までしてあるんでしょうね?
駐車場の県道を挟んだ向かいにあるトイレの横の兀岳登山口を入ったら直ぐ右へ
旧大平街道を進みます
自然林ばかりで大変気持ち良い道ですよ~
おっと、カモシカ君だ。後ろ姿しか撮れませんでした
バームクーヘン~
ライトニングアッセントは斜めに強い~
東屋あり~、スノーシューハイク楽しめました
そして峠から35分で木曽見茶屋から少し下った所の県道に出て、ココでスノーシューを外します
ココは旧大平街道の入口で駐車場とトイレがあり
トイレは可愛い花柄のトイレットペーパーが設置されて使用可能でした
あとは除雪されている県道を25分下り
アンテナの下の二回目に県道に出たところから来た道を戻って行きました 16:10
リベンジ大成功! 変化のある飽きない道で想像以上に素晴らしく、めっちゃ楽しい山行になりました
今シーズン中に行けて良かった、スッキリ~♪
駐車地→1167P 1時間35分 (休憩15分) 1167P→夏焼山 1時間40分 計3時間30分
夏焼山→大平峠 30分 大平峠→旧街道入口 35分 (休憩10分) 旧街道入口→駐車地 1時間 計2時間15分