2016年3月27日(日)
五箇山ICの西にある 猿ヶ山に行ってきました
06:15 駐車地 → 12:05 猿ヶ山 14:00 → 17:15 駐車地 (クリックで鮮明画像)
小瀬集落の林道ゲート前に駐車
雪があったり無かったりの林道を進み、ヘアピンカーブを曲がった先に
尾根に上がる道を見つけたのでそれを上がって行きました(左奥から来て右上へ)
植林地を抜けると急斜面、少々堅めの雪をキックステップで登って行く
林道終点の南、高速道路のトンネルの真上で傾斜が緩みホッと一息
短い植林帯を抜けると、、お、おぉ、ブナブナ!
いきなり素晴らしいブナ林
そして一つ目の鉄塔、登って行く尾根が見えています
南西側には白山~笈ヶ岳~大笠山
鉄塔のすぐ先 平坦地にはマンサクが沢山咲いていました
やがて尾根が痩せてくると南斜面の雪は無く・・やな感じ(-_-;)
急斜面に来るとユキツバキの藪・・のたうちまわりました(>_<)
濡れたツバキの葉はツルッツル、雪はズザーっと落ちて行く
尾根芯から南側は雪はありませんが枝が全部こっちに向いていて歩けたもんじゃない
腕のパワー全開でズルズル疎ら雪のこんな所を這い上がるしかありませんでした
かなりの時間を要して907Pに乗り上げ一息つき
その先も痩せ気味の尾根は続きますが
傾斜は緩くそこそこ雪は繋がっておりホッと一安心
そして急坂登って2番目鉄塔、北側には三方山~袴腰山
南東側には反射板のある大滝山が見えていました
ココで驚いたことに北側から人の声、「向かいの尾根を登っている人がいるのか?」
いや~、人の声は間違いないけど下から聞こえたのかも・・この時はよくわからなかった
2番目鉄塔から先は藪もすっかり隠れて大変歩きやすくなりました
3番目鉄塔からは北アの北の端から剱岳~薬師岳~、手前には白木峰~金剛堂山~人形山
写真より右には猿ヶ馬場山と籾糠山の尖った頭も見えておりました
その後黙々と急坂を登り三角点のある台地に乗り上げるとそこは・・
広々とした楽園の始まり始まり~♪
お、左手に大笠山がカッコイイ
うっ、わ~!
すっごいぞ、ぶな、ぶなワールド炸裂
ブナの大木ぼこぼこ、影もイイね
少し登って振り向く、歩いてきた幅広ゆったり尾根の奥に北ア~人形山
気持ち良い雪原、純白の新雪が美しさを増している
なかなか終わらないブナ並木、何度も振り返りながら
最後はヨレヨレになってやっとこさ猿ヶ山山頂到着、長かった~
ツルっとした穏かな山頂です
山頂から平坦地を少し先へ進み
霞んでしまったのが惜しい白山を見ながらランチ
しばらくして帰り支度を始めようかとしていた時に先程の声の主3名様が到着
やはり北側の尾根から登ってきたとのこと
お話しているうちに、ん、んん?・・・似てる!絶対似てる!
と思いお聞きしたところ、何時もお世話になっているfloat cloudさん御一行でした
専属モデルの奥様のお姿を何時も拝見していたのでわかりました
あまりの嬉しさに、ひとりさんの時同様握手して頂いちゃいました♪
色々お話して頂いた後 登ってきたルートをお聞きし、そちらから降りることにしました
予定していなかったルートにワクワクドキドキ
来た道を少し戻り
楽園再び
楽園の途中から北東へ、ココからが新ルート
うわっ、素晴らしい尾根
そしてクッキリと3名様のトレース、間違いなく降りて行けます(^^ゞ
こちらの尾根は雪がしっかり、大変気持ち良く快調に進んで鉄塔
右手に登った尾根と通過した鉄塔が見えます
float cloudさんがブナの純林だと言われていた通り、素晴らしい~
どどど、、急坂なので降りは最高、登りはきっとキツかったことでしょう
そして下降点、尾根の末端へは降りられません
ココからが緊張するところ
この切り口の新しい木の所から右下へ急斜面に巡視路があるそうなんですが・・
ちょっとだけ雪の消えた所にはプラ階段、確かに巡視路です
ふわ~、かなりの急斜面(>_<)
ほとんど雪に覆われ道はわかりません、彼らのトレースを見落とさないよう慎重に
それを外したらほとんど崖状で怖くて動けなくなるでしょう
何とか無事に降りてホッ
あとは堰堤下を渡渉して林道に出て車へと戻って行きました
自分のスパッツは裾にゴムの入っていないタイプで靴に水入ってしまいましたが(^^ゞ
山スキーでは人気の猿ヶ山ですがもうこの時期はスキーヤーは居ない
ハイカーは少な目で静かなブナの楽園を楽しめるとか
二度目の同行者は自信満々
思わぬ藪で少々難儀しましたが、それも全行程のほんの一部
素晴らしいブナワールド満喫できました
そしてまさかの出会い、全く想像もしていませんでした
皆さん気さくでとってもフレンドリー
色々お話して下さって大変嬉しかったです
float cloudさんに出会わなければ帰路のルートを歩くことはありませんでした
本当に感謝です
また忘れられない山行になりました
・・・